スペシャルクリーナーの開発は1980年から始まりました。姉妹品のビューティーシャワーの古くなった保護膜を落とし、尚且つ強力に汚れを落とすクリーナーの開発をする必要があったからです。
その時代のクリーナーは、チューブ式の練り状のもので、ビューティーシャワーの保護膜も、革製品の汚れも良く落ちないものでした。そこでもっと良く汚れが取れる物を開発する為、研究に研究を重ねた結果、素晴らしい材料を見つけました。しかしその材料は液体であった為、もっと消費者が使いやすいもの、という考えから。日本で初めての泡状のクリーナーの開発を目指したのです。しかしこの原液は乳化剤を入れても泡になりませんでした。科学者に相談しても結論は無理との事でした。半ば諦めかけていた時に、当社研究員が、駄目で元々と、配合順番を変えてみたところ、なんと泡になったのです。この順番の入れ替えは、科学者のセオリーでは考えられないとの事で、科学者も驚いていました。
こうして出来上がったスペシャルクリーナーは、当時としては画期的な商品でしたが、偶然出来たものである事は、一般には全く知られてはいませんでした。
現在、スニーカー(布以外)の汚れが水不要でよく取れ、特にソールのゴムの部分が真っ白になるという事でメジャーになり、多くの雑誌やユーチューバーの皆様、そしてAmazonやルーミーでも靴クリーナー部門で常に上位ランクされ、坂上忍さんの番組でも取り上げられるまでになったスペシャルクリーナーの秘話でした。