2022年12月13日の夜、プロボクサーの”モンスター”井上尚弥選手が史上9人目となる4団体王座統一を達成しました。普段格闘技を見る事のない、ド素人の私が見ても彼の超人ぶりは明らかで、事前に殺陣でもしていたのではと思うくらい、とにかく相手選手のパンチが当たらないのです。
かと思えば目で追えないほどのスピードで繰り出される井上選手の苛烈な攻め。フィクションのようなノンフィクションを、ただひたすらに見守り、気付けば文句なしの試合展開を経て偉業の瞬間を迎えていました。
ところで、井上尚弥選手と私は同い年。身長と体重もたまたま似通っています。(私の体重は筋肉によるものではない)
同じ時を生きながら、こんなに自分とかけ離れた存在になるのは何故なのでしょうか・・・。
おそらく彼には常に目標があり、そこに向かう努力の積み重ねの差なのだろうと、つまりは同じ時間を生きているけれど、同じ密度を生きていないのだろうと、ぼんやり考えるのでした。
天賦の才があるとはいえど、それを腐らせないのは当人次第。井上選手の10,000歩くらい後ろを、今からでも追いかけたい所存です。